いよいよ「オンボロ納屋」の解体に着手しました。親父の所有する「納屋」は
四ヶ所あります。
さまざまな
農機具等が、保管してあります。
ところが、最近、風雪に耐えかねて、傾き始めています。
特にひどいのは、下の納屋です。
柱は腐り、屋根は半分吹き飛び、もはや「納屋」と言うよりは、
「廃屋」です。
今日の台風は、運よくコースを外れましたが、
伊勢湾台風や室戸台風並みの強風が吹けば、あっという魔に、宙に舞うでしょう。
あの頃の台風は、恐ろしかったデスね。
必死で雨戸を押さえていたことは、今でもはっきりと覚えていますヨ。

ということで、思い切ってこの納屋を
「解体」することにしました。
釘(くぎ)がおおいので、閉口します。
しかも釘も腐っているので、くぎ抜きも、役目半減です。

何とか、半分ほど
「解体」しました。
材木は腐っているので、乾燥させて燃やすか、時間をかけてもっと腐らし、畑の肥やしにするかです。
風呂の燃料にでもしましょうかネ。

この納屋の中には、
ワイヤーがたくさんありました。
これは、私がガキのころ、山から丸太を
「宙吊り」にして運び出すのに使った物です。
でも、今は材木は全く売れないので、まるで用なしです。
さて、これをどうしたものやら・・・。
かなり重いのですヨ。
腰痛になりそう!
私が小学・中学生の頃は、材木が
バカスカ売れて、村の財政もホクホクでした。
修学旅行の費用も、村の全面的な負担で、私たちの
個人負担はゼロでした。
しかも、
教科書も、材木で懐が豊かな人による基金により、
完全無償でした。
こんな恵まれた教育環境は、全国でもなかったでしょうネ。
当時の村のえらいさん達は、「教育先進村」だと、鼻高々でしたヨ。

でも、今の我が町は、三重県でも
最悪・最低の
「財政事情」です。
えらい変わりようです。時代の流れですかネ?
今の
土建屋町長さんでは、
「財政再建」のメドはたたないのでは?
思いっきり、発想を転換できる
新町長さんの出現、
新議員さんの出現がない限りは。
休耕田の活用を。森林の再生を。間伐材の再利用を。若人をリタ-ンさせる新政策を。
その一つに、町営による雇用創出を。すべての家屋に水洗トイレの設置を。等々。
単発的で、単純で、アリバイ的な「祭り」だけでは、ダメダメ。

「納屋」の中に、腐りかけた
「唐(とう)み」がありました。
これは、
「脱こく機」で出した
「もみ」をふるいにかけ、できたもみを、
「よく実ったもの」と「実っていないもの」に分けるものです。
今では、かなり貴重なものでは?
その左の
ドラムカンみたいなものは、モミを保管しておくものです。

腐りかけたトタンは、再利用しましょう。
イノシシ防御か、何かに・・・。

この材木も、もちろん再利用しますネ。

しばらくは、「解体と整地作業」です。
その跡地には、別の
「丸木小屋」を作る決意でいます・・・?
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