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「植木等」が住んでいた、お寺跡を訪問。

「植木等」が住んでいた、「常念寺」跡を訪問



 既に他界された「植木等」さんが、4歳から10歳まで住んでいた

 わがクーバフアームの隣町の、「常念寺」というお寺のを、今日訪れました。



  



 



 



 



 植木等といっても、今の若い人には、ピンとこないかもしれませんね?

 私の世代では、知らない人は、一人もいないと思いますが。

 「ドリフターズ」の先輩に当たるのでしょうかね?



 私の好きな歌を、一曲だけ紹介します。



   「スーダラ節」

  青島幸男作詞・萩原哲晶作曲






    チョイト一杯の つもりで飲んで

    いつの間にやら ハシゴ酒

    気がつきゃ ホームのベンチでゴロ寝

    これじゃ身体(からだ)に いいわきゃないよ

    分かっちゃいるけど やめられねえ

    ア ホレ スイスイ スーララッタ

    スラスラ スイスイスイ

    スイスイ スーララッタ

    スラスラ スイスイスイ

    スイスイ スーララッタ

    スラスラ スイスイスイ

    スイスイ スーララッタ

    スーララッタ スイスイ



    ねらった大穴 見事にはずれ

    頭かっときて 最終レース

    気がつきゃ ボーナスァすっからかんのカラカラ

    馬で金もうけ した奴ぁないよ

    分かっちゃいるけど やめられねえ

    ア ホレ スイスイ スーララッタ

    スラスラ スイスイスイ

    スイスイ スーララッタ

    スラスラ スイスイスイ

    スイスイ スーララッタ

    スラスラ スイスイスイ

    スイスイ スーララッタ

    スーララッタ スイスイ



    一目見た娘(こ)に たちまちホレて

    よせばいいのに すぐ手を出して

    ダマしたつもりが チョイとだまされた

    俺がそんなに もてる訳ゃないよ

    分かっちゃいるけど やめられねえ

    ア ホレ スイスイ スーララッタ

    スラスラ スイスイスイ

    スイスイ スーララッタ

    スラスラ スイスイスイ

    スイスイ スーララッタ

    スラスラ スイスイスイ

    スイスイ スーララッタ

    スーララッタ スイスイ




  作詞をしたのが、青島幸男。元、東京都知事。「意地悪ばあさん」、と言ったほうがわかるかも。

  おふくろさんが、いつも「分かっちゃいるけど やめられないからね」と、言っていたのをヒントに、

  酒を飲みながら、20分で書き上げたという、いい加減な詩です。

  植木等は、この歌を歌うのを、嫌がっていました。多分、彼の生真面目な性格が、許さなかったのでしょう。

  でも、父親の徹誠が、「すばらしい歌だ。親鸞の精神に通じるところがある。」

  と言ったもんだから、いやいや、しかもかなり投げやりにレコーデングしたら、爆発的に売れてしまいました。

  あとは、ご覧のとおり、「いい加減な男」=植木等像、が創られていきました。

  でも、いい加減なのは、実は作詞した、青島幸男であったことは、後々にわかります。

  

 植木等については、戸井十月さんが、すばらしい本を書かれているので、是非読んでみてください。







さて「常念寺」は、旧宮川村(その前は、萩原村)、現在の三重県の大台町栗谷(クリタニ)というところに、ありました。



 私が、クーバフアームから大阪に行く、国道422号線の脇道から、さらに山中に入ったところです。この道は、めったに、人は通りません。



 実は、何度か訪れたのですが、寺跡の名前が「聞徳寺跡」になっており、

 「常念寺」とは違うようなので、場所違いだと思い、そのままにしてありました



 



 



 でも、どうしても気になるので、大台町の観光課に問い合わせたっところ、

 若い女性職員が、「栗谷には行ったことがない」「調べてみます」、という返事だったので、

 1時間後に、再度電話してみました。



 その返事は「地元の老人に聞いた話では、栗谷橋を渡った、すぐのところです。

 聞徳寺跡とは違うみたいです。」とのことでした。



 何分、この若き職員も、観光課とはいえ、地元の地理がわかっていない雰囲気で、

 私も、半信半疑で電話を切りました。

 というよりも、この栗谷というところは、旧宮川村の中でも、過疎というか、山奥というか、かなりのところです。

 大台町の人でも、めったに行かないようですね。

 

 で、今日、大阪に行くついでに、再度探してみました。

 アチコチ、ウロウロしましたが、でもそれらしき寺の跡は見当たりません



 小さな商店があったので、入ろうとしたら、鍵がかかって留守でした。

 隣の散髪屋が開いていたので、「こんにちわ」と何度も声をかけても、ウントモ、スントモ返事がありません。

 どないなってんねん?



 途方にくれましたが、「ええい、ままよ」とばかりに、人が居そうな家の呼び鈴を押してみました。

 「ピンポン」「ハイハイ」。

 やったぜ!初老のおばあさんが、居られました。

 警戒心丸出しでしたが、怪しまれないように、「カクカク、シカジカ」と説明したところ、

 相好を崩して、教えてくれました。



 ついに「聞徳寺」と「常念寺」が同じ寺であることが判明しました。

 「どうして、別の名前なの?」と聞いても、「わからない」との返事でした。「ふーむ??」



 大台町の観光課のお姉さん、もう少し、勉強してえな!

 植木等、といえば国民的スターではありませんか。ないがしろに、せんといてや!



 で、寺の跡に建立されていた石碑を撮りました。



 



 



 



 

石碑の裏面です。そこには、この石碑を建立した世話人として、「北出南見」の名前が、

 その左には、最期の住職としての「植木徹誠」(植木等の父親)の名前が刻まれています。



「北出南見」というのは、正式には「北出南見広友乃丞」といい、これは自称で、本名は北出菊松といいます。

 満州浪人で、思想的には右よりでしたが、何かと「常念寺」を訪れては、和尚に議論を吹っかけていたようです。

 

 



 これは、植木一家が住んでいた頃の写真です。

 左から、母親(いさほ)、祖母、妹(真澄)、、祖父、父親(徹誠)。

 



 その半世紀後に、訪問したとき(1983年)の写真です。

 建物は、崩壊寸前です。

 1930年(昭和5年)に、ここに引っ越してきたときには、「まるで妖怪映画のセットのようだった」

 様ですから、さほどこの写真と変っていないのではないでしょうか。

 



 



 私の関心は、実は、植木等ではなく、父親の「植木徹誠」にあるのです。



 社会主義に傾倒していた一労働者が、解雇され、失業し、

 妻の実家(お寺)に居候しているあいだに、浄土真宗大谷派の坊主になり、

 わざわざ山奥の、へんぴな、裕福といえない檀家が山中に散らばる、旧宮川村の寺の住職になり、

 その間に部落解放運動に参加し、

 請われて引っ越した、次の伊勢のお寺では、全国水平社最期の闘争となる「朝熊(アサマ)闘争」を指導し、

 治安維持法で4年近く投獄され、

 宇治山田警察署を皮切りに、松阪、津、名古屋の警察署を転々とたらいまわしにされ、

 その間に家族は寺から追い出され

 家族は、どん底以下の、極貧の生活に追いやられ、

 戦後は、共産党に入党し、・・・・という、この生涯が、実に面白いのです。



 にはお経を唱え、にはインターナショナルを歌うお坊さん。

 には、老人たちに、地獄と極楽の話をし、晩には、若者に革命の話をする、お坊さん。

 

 面白いというのは、少し失礼ですが、でも実際に、そうなのです。

 しかも、隣の村(現在は町)に住んでいた、というめぐりあわせ。



 警察署に出向き、オヤジに毎日弁当を差し入れていたその息子が、

 オヤジに代わり、小学生でありながら、檀家回りをしていたその息子が、

 「無責任」「ほら吹き」を代名詞に、国民的スターになる、というこの面白さ。



 詳しくは「夢を食い続けた男 おやじ植木徹誠」という本を是非読んでください。

 じつに、波乱万丈、このような生き方も、ありかな、と。



 





 









 

 

 
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プロフィール

    「ぎーやん」

Author:    「ぎーやん」
 定年を待たずに退職し、長年の夢だった「自給自足的生活」に、無謀にも挑戦しています。
 たった一人で、日夜、鳥獣と格闘しながら、「クーバフアーム」と名付けた里山を、試行錯誤しながら、切り盛りしています。場所は三重県の山奥。奥伊勢の一角です。
 おかげで今や、スリムな肉体に大変身。この1年で、10キロの体重減。なにやら栄養不足の影の声も・・・チラホラ?
 毎日を、上の写真のような笑顔ですごしたいものですネ。
この似顔絵は、元同僚の、招来猫子さんの作です。

連絡先 
(メール) giyan@ma.mctv.ne.jp   
   クーバフアーム所長   まで。

 

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